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北海道鉄道旅行記 三日目① 青函フェリーから函館本線五稜郭~森へ 北海道は寒いなぁ

旅行日:2017.08.30

三日目行程

 

もくじ

 

 

函館フェリーターミナル→五稜郭駅 ホットコーヒー片手に歩く8月

滞在時間:1時間半

徒歩:約30分

 

3:00頃、青函フェリーの寝台の中でセッティングしたアラームが鳴る。当然クソ眠いが、船内には到着のアナウンスが。狭い寝台の中でごそごそと着替えを済ませ、下船の準備をする。

3:20、函館に到着。乗客たちは並んで(といっても10人もいなかったが)船を降りていく。北海道にくるまで丸二日かけたのだ。ついに北の大地を踏んだ感慨もひとしお。といっても真っ暗で何も見えないので、そそくさと青函フェリーの待合室へ向かう。

まだ時刻は3:30。動こうにも動きようがない。当然選択肢は、この待合室で待つ、ということになる。まあ、待つというか、寝る、といったほうが正しい。

待合室で早速、北の大地に来たことを感じられるものがあった。

 

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ハスカップ味のいろはす・・・!確かその場で買った。水についてる風味だからブドウとあんまり変わらない気もするが、美味しい。

のどを潤して、トイレで歯を磨いて、乗ってきたほかの乗客の人と同じように待合室で仮眠をとる。青森側も函館側もそうだが、ターミナルに仮眠用のごろ寝するスペースがあるわけではないから、待合室の普通の椅子で仮眠することになる。明るいからほとんど寝れないけど。起きては寝、起きては寝、を繰り返す。

これを繰り返していたら、暗いなあと思って目が閉じて、また目が開いたら外が明るくなっていた。そろそろ起きなきゃ・・・と思いつつもう何度かウトウトした気がするけど。

 

さて、函館ターミナルから鉄道駅までの移動手段だが、こちらも五稜郭駅まで歩いた。・・・実はほかに手段があったんじゃないかと思って調べました。

まずはバスだが、こちらは青函フェリーのサイトに載っている通り、函館ターミナル前のバス停から函館駅へ向かうバスが出ている。だが15便の到着時刻は03:20。バスの始発は8:50なので、全くお話にならない。

ではタクシーはどうか。タクシーなら、5時以降に乗れば深夜料金なしで730円で五稜郭駅まで連れて行ってもらえる。二人なら割り勘して365円。・・・これぐらいなら使ってもよかったんじゃないか??これはもったいないですね。歩きましょう。

徒歩なら五稜郭駅まで約30分。なぜ函館駅ではないかというと、理由は単純で函館駅の方が遠いからである。函館駅まで歩いたら、約45分。寒空の下、重いリュックを背負って歩くならなるべく近い駅の方がいいだろう。

とまあこんな感じで、15便から函館本線の始発に乗るなら、タクシーか徒歩でしょう。貧乏学生トラベラーの僕たちは歩くしかないよね!ないよね!

 

今日乗る始発は五稜郭駅5:56発、森駅行き。徒歩30分ということで、5時頃にはターミナルを出て、駅へ向かって歩いて行った。

 

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朝焼けの中の函館山が見える。あいにく今回は時間の関係でいけないのだが、いつかあそこからの夜景も見てみたいもんだ。一時期夜景の良さにあんまりぴんと来てない時期があったけど、最近は普通にわ~きれい~と思える(花火も同様)。

さてこの北海道旅行、荷物はほとんど半そで短パン(七分丈)で、長そでパーカーを一枚持って行っただけだったのだが、外に出てびっくり。寒い。肌寒いとかじゃない。普通に寒い。

なんじゃこれ~と思って気温を調べると13℃とかだった。そりゃ寒いわ。北海道とはいえ、夏なら朝夜でも半そでで肌寒いぐらいかな~と思ってたが、完全にナメてた。途中にあったコンビニですかさずホットコーヒーを買い、飲みながら五稜郭駅へ向かう。

駅に向かって歩いていると、さすが五稜郭なマンホールを発見。

 

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函館本線五稜郭→森(藤代支線・砂原支線経由) 快晴の北海道一番列車

乗車列車函館本線 普通 森行(藤代支線・砂原支線経由) 五稜郭5:56→森7:34

 

寒さに震えつつ、五稜郭駅に到着。空は文句ない青空だ。

 

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 函館駅は行き止まり駅になっている。函館駅から伸びてきた線路は、五稜郭駅青函トンネル方面の線路と札幌方面の線路に分かれる。この駅は要衝となる駅なので、たくさんの貨物列車が止まっていた。

 

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手前の機関車は青函トンネル方面用。奥のは北海道内用の機関車だ。


しばらくすると、ディーゼル音と共に、本日の、つまり北海道の一番列車がやってくる。

 

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キハ40系という、国鉄気動車として全国的によく見るやつだ。古くなって数は減っているけど、北海道ローカル区間ではよく見るディーゼル列車だ。

車内を覗くとガラガラ。そして乗ってる乗客も半分ぐらいが旅行者(それどころか青函フェリーにもいたような気がする人もちらほら)っぽい人、という状況。

二人でボックスを陣取ると列車はディーゼル音を響かせゆっくり発車した。

 

ああもう最高かよ。だだっ広い北海道の大地を、ディーゼルカーのエンジン音をうならせ、ココン、ココン、とジョイント音を響かせながら進んでいく。写真さえあればいくらでも景色は眺められるが、この音とともに長いこと揺られる経験は、現地に行かなければできまい。 

 

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車内はこんな感じ。いわゆる旧国鉄車のボックスシートで、座り心地いいわけではないが、旅情は十分だ。

しばらく走ると、線路が分岐する。新函館北斗駅付近の地図を見ると、分岐して新函館北斗を通らずにまた合流する線路があるのがわかる。

 

 

 

これは1966年に造られた複線化・勾配緩和のための支線で、通称藤代支線と呼ばれるらしい。今乗っている列車は、こちら側を通過するのだ。あさイチのこの列車を選んだのは、藤代支線を通るから、という乗りつぶしてきな理由もある。

この藤代支線は途中、本線を下に見ながら走る。山と平野の際を走っているような感じだ。しばらく走ると景色が開けた。

 

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北海道は上陸してから数時間で、いきなり壮大な景色を見せてくれるなぁ。この山は駒ケ岳と呼ばれる独立峰で、手前の湖は小沼、駒ケ岳噴火によってできた湖だ。

この景色が見えるとすぐ、大沼駅に到着する。

 

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大沼駅に停車中の列車。

大沼駅で停車したので列車から降りてみると、あいかわらずの雲一つない晴天だ。この駅では後寄りの車両を切り離して、一両編成となる。さらに特急の通過待ちとかで、この駅での停車時間は12分。

さっきの地図を上の方にスクロールしてもらうとわかるのだが、ここで再び本線と支線である砂原支線に別れる。この列車は砂原支線経由の森行き。この一本で二つの支線を経由できるというのだから、乗り鉄的にはとっても乗り得列車なのだ。

砂原支線も先ほどの藤代支線同様、勾配緩和のためにWWⅡ末期に完成した路線である。駅数的にはこちら側のほうが多いが、列車の本数は非常に少ない。それもそのはずで、なんでそこに駅があるかわからないところに駅があるのだからどうしようもない。とはいっても、北海道ではよくわからないところに駅があるのはありがちなことだが。

だがこの路線も単に死にかけているというのではなく、現在でも貨物の上り列車は砂原支線を経由しているらしい(wikipedia参照)。旅客はいなくてもきちんと本来の目的を全うしているということか。

そういえば、北海道の駅は駅スタンプを用意しているところが多い(JR東日本は支社によってまちまち)。北海道でローカル列車に乗っていると途中の駅で時間があることも多いから、スタンプ帳を持って行って集めると楽しい。

 

6:40に列車は大沼駅を出発し、砂原支線に突っ込んでいく。砂原線では、北海道らしい駅舎をいくつか見ることができた。

 

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鹿部駅。赤屋根に白壁の駅舎がなんとなく北海道っぽいと感じるのは、この敗色が牧場を想起させるからか(なんで牧場?)。実際この配色の駅は北海道で割とよく見かける気がする。この鹿部駅は昔は有人駅だったが、今は無人駅である。

 

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渡島沼尻駅。降りてないからわからないが、機能しているかどうか怪しい。ただ北海道で昔から無人駅だったところとかは、こういう木がむき出しでトタン板屋根の待合所だったりするのだろうか、この後もちょくちょく見かけた。「北海道開拓」という言葉が似合う駅舎だ。

実際本当に昔から無人駅なのか気になって調べてみたら昔は有人駅だったらしい。本当に昔から無人の駅は駅舎なんか存在しないのかな。

 

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尾白内駅。見るからにもともと貨車だったのを改造したやつである。このパターンも北海道に本当に多い。車掌車を改造したパターンとかもある。

尾白内駅を出ると、7,8分で森駅に到着する。しょっぱなからなかなか濃い列車だった。

 

 

森駅 乗り継ぎ時間二時間半!いかめしの販売開始をひたすら待つ。

乗り継ぎ時間:2時間33分

 

7:34、森駅に到着。森駅と聞くと鉄道好きじゃなくてもピンとくるかもしれない。そう、かの有名な駅弁、いかめしの販売駅だ。

 

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長いホームにたたずむ1両編成。

この森駅では、いかめしのために降りるわけじゃない。次の乗り継ぎ列車が二時間半後なのだ。特急はそこそこ来るのだが、普通列車は全く来ない。これが北海道のローカル線である。

じゃあこの街に暇をつぶすところはあるのかって?ありませんね。朝も早いし。つまりこの何もない駅で二時間半暇をつぶすのである。

 

とりあえずコンビニに行く。森駅の近くにあったのはセブンイレブンだった。かのセイコーマートのすばらしさに気づくのはもう少し先のお話。

まあ対して時間がつぶせるわけでもなく。すぐ駅に戻ることになる。

 

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駅は比較的きれいだ。何もないけど。

仕方がないのでホームにでも入るか。18きっぷを持っていると大体中に入れてくれるが、駅によっては拒否られる。たぶん正しいのは後者なのだろう、18きっぷはあくまで乗車券だ。

森駅は親切な駅員さんだったようで、入れてくれた。

 

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北海道特有、青地に白抜き文字の柱に取り付けられた駅名看板。下にはサッポロビールの宣伝が必ずついている。これを見ると、ああ北海道に来たんだなぁと実感できる。

まあホームに入ったところで、当然大して時間がつぶれない。 

 

いったん改札を出て、特急列車が来たらまたホームに行って、写真を撮る。当然つぶれる時間は数分程度。結局、駅の待合室にいるしかなくなった。仕方なく座ってぼーっとしていると、高校生だろうか、ちょっとちゃらちゃらした格好の軍団が何やらしゃべっている。「○○の兄貴が美容師になった」とかなんとか言っていたが、そのうちの一人の発言が鮮烈だった。

いやー、マジ軽トラかっこいいと思うわ。

......え????その外見でそれ言う?早く卒業して札幌いきてーわーとかじゃなくて、軽トラですか??? 面白くてしょうがなかった。8時半とかだったと思うから、もしかして学校に遅刻確信犯してたのかもしれないけど、それでしゃべってた内容が軽トラですか...... 

まあポジティブに考えれば、ちゃらちゃらして学校さぼっていても、彼らが日本の農業を支えているのかもしれない。冗談だったかもしれないが、この際軽トラを愛し、頑張ってほしいと思う。

そんな感じで、田舎の駅での待ち時間は、ゆっくりゆっくり流れていく。

 

ひたすらぼーっとしていると、やっといかめしの販売時間がやってきた(9時ぐらいだった気がする)。駅でも、駅前の商店でも売ってるのでどっちでもいいのだが、待合室にいるので駅で購入。

 

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本当はいかめしと一緒にいかめしキーホルダーも欲しかったのだが、商店の人曰く、生産中止してしまったらしい。残念。

しかしこんなド平日に、というかそうじゃなくてもこんな田舎の駅わざわざでいかめし買う人なんているのだろうか。乗り鉄ぐらいじゃないのか。特急は一瞬しか止まらない平成の世、札幌への道中小腹がすいたからホームに降りて駅弁買おう!なんて人はいないだろうし、そもそもできない。

僕は、駅弁はその販売駅で買ってこそ価値があると思っているけど、実際のところ製造会社の森駅での売り上げなんて、全体に対して微々たるものなのだろう。東京でもしょっちゅうお見かけするしね、いかめし。

 

www.ikameshi.co.jp

 

次の列車は10:07発だから、余裕で駅で食べてしまえるのだが、朝ごはんにも昼ごはんにも中途半端な時間。次に来る列車もボックスシートだろうから、無理して駅で食べることもないので、車内で食べることにした。

というわけで、中身の写真は続きの記事で。

 

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