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北海道鉄道旅行記 四日目① 札沼線&徒歩 札幌→滝川 数字がポツン、な時刻表

旅行日:2017.08.31

四日目行程 

 

もくじ

 

 

札沼線:札幌→石狩当別 超閑散路線の光と陰・光編

乗車列車札沼線 普通 石狩当別行 札幌6:58→石狩当別7:38

 

朝、快活CLUBの無料朝食を済ませ(大した量じゃないが)、ネカフェを出ると、昨日同様肌寒い。本当に8月なのか?と疑いたくなる気温だ。薄着に震えつつ札幌駅へ向かう。

 

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この日の一番列車は札幌6:58発、札沼線石狩当別行きだ。通称は学園都市線である。(なぜか列車の写真が残っていなかった。スミマセン。)

本来は「札幌と石狩沼田を結ぶ路線」で札沼線なのだが、新十津川石狩当別間は1972年に廃止、札幌~石狩当別間は都市化によって通勤路線となり、札沼線には学園都市線の通称が与えられた。

近年は通勤区間の電化を達成したこともあり、札幌を出てからしばらくは、住宅地の屋根を眺めながらピカピカな高架橋の上を進む区間が続く。平日の朝、通勤通学の方向とは逆向きだというのに、6:58発の列車にはそこそこ人が乗っていた。おじさんっぽい人多いし、もしかしてみんな新十津川まで行く人...?

 

などとと考えてたら7:38石狩当別到着。この40分で札幌都市圏から抜け出した感じだ。

 

 

札沼線石狩当別新十津川 超閑散路線の光と陰・陰編

乗車列車札沼線 普通 新十津川行 石狩当別7:45→新十津川9:28

 

石狩当別駅では、案の定乗車していた多くの人が新十津川行に乗り換えた。

 

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この写真は石狩月形駅で撮影。

ここから先は非電化区間(実際は次の北海道医療大から)になるので、昨日乗りなれたディーゼルカーのご登場。一両編成のローカル列車が旅行客でいっぱいになった。

石狩当別を出発すると、今までの郊外風景とは打って変わって、田畑が続く石狩平野らしい風景が広がる。

 

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裏を返せば、人家がぽつぽつとしか見えなくなったということだ。

4,50分ほど走ると、ちょっとした街が見えてきて、石狩月形駅に到着する。ここで小休止し、対抗列車と入れ違う。

 

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ちょっと時間があるので駅舎へ。

 

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いいですねぇこじんまりした駅舎。屋根が青いだけの何の特徴もない駅。函館本線で見た無人駅に比べれば、古びた印象はそんなにない。石狩月形の駅には、一日に下り8本、上り6本の列車が到着する(2017.08.31現在)。

 

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この待合室は北海道らしいというべきか。長椅子とお座敷、そしてストーブ。夏休み中なので使用されてはいないが、冬になるとここで学生や地元の人が列車が来るのを待つのだろう。エアコンじゃなくて石油ストーブなのは電気が来なくなった時のためなのか、はたまた昔のままなだけなのか。

そういえば僕の小学校は石油ストーブが残っていて、冬になると牛乳を載せてホットミルクにしていた。ここを使うであろう学生たちも、ストーブで何か温めたりするのだろうか...?そうだとしたらエモいな。

 

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そうこうしている間に、行き違いの一両編成がやってきた。鉄道好きの人たちがやってくる列車の写真を撮る。のに交じって僕も写真を撮ります。

ちなみに石狩月形駅は、札沼線非電化区間の唯一の交換駅である。つまりここから先、新十津川まではまだ10駅ほど残っているのに、一列車しか入れないのだ。完全に超閑散路線仕様である。

新十津川行は8:40に石狩月形を出発。旅行客に交じって、多少学生もいたと思う。

 

列車は再び、これまでのような広大な田園風景の中を行く。途中一つ一つそこにある無人駅に止まっていくが、当然人は乗ってこない。というかほぼ家がない。

 

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途中、材木輸送をするトラックを見かけた。今時こんな原木まんまの木を満載したトラックを見る機会など貴重だろう。

 

9時過ぎに浦臼駅に到着。ここもちょっとした街になっている。

札沼線の真骨頂はここからである。浦臼駅までは、一日数往復の列車が石狩当別からやってくる。しかし、ここから先の浦臼新十津川区間は違う。マジで一日一往復しかこない。もはやこの区間は実用的な意味で存続しているとは言い難い状況である。

 

そんな札沼線は、当然以前から廃線が取りざたされていたが、昨年(2018年)、ついに廃止が確定的であることが発表された。

 

news.mynavi.jp

 

乗車した感想としては、浦臼か、じゃなくても石狩月形ぐらいまでもう少し生き延びるのではないかと思ったが、思ったより早く廃止になってしまったようだ。電化されたのが北海道医療大学までだった時点で、既に望みはなかったということか。

この記事にも書かれている通り、来年のGWまでは運行されるようなので、気になる人は乗りに行ってみよう。

 

 

新十津川駅 これが始発で最終です。

 

列車が浦臼駅を出ると、20分ほどで終点の新十津川駅に到着する。

 

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一本のホームと、一本の線路。非常に簡素な終着駅である。ここまで列車に乗ってきた同行者たちもホームへ降りて、パシャパシャと写真を撮る。旅行者でなく、この駅で降りてどこかへ向かう人など、だれもいなかったはずだ。

 

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終点、新十津川駅名標。ここから先に線路はない。

ちなみに新十津川というのは、周囲に十津川駅がある、または過去あったというわけではない。この駅がある町の名前が新十津川町なのだ。十津川村、といえば和歌山県の山奥にある村のことだが、そこの人々が開拓使としてやってきたのがこの地とのことで、行政の名前が新十津川、となっている。町の紋章も十津川村のそれと同じだ。

 

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ホームと駅舎の間にあるスペースでは、地元の保育園だろうか、子供たちが遊んでいて、降りてきた僕たちに札沼線の塗り絵をプレゼントしてくれた。唐突でちょっとびっくりしたが、うれしいハプニングである。

新十津川に9:28に到着した列車は、9:40に折り返し石狩当別行として戻っていった。ものの12分ほどの停車時間である。そしてこの9:40発が、新十津川駅の始発であり、最終列車なのである。列車は保育園の園児と保育士さんのお見送りを受けてホームからゆっくり発車していった。

駅に残った人は、列車に乗っていた人に比べて大分少なかった。多くの人が折り返しの列車で戻っていったのだろう。これを逃せば列車が来るのは明日だから、当然のことではあるが。

 

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列車がいなくなったホーム。

さて、お待ちかねの「衝撃の時刻表」を見ることにするか。

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す、すげえ...。ほんとに9:40のところだけがぽつんと記入されている。他の各時間帯の部分は空白で、たった一本の列車のためにこの大きなスペースが割かれた状態になっている。無用の長物といっても差し支えない状態だ。

お次は超閑散駅の御姿を拝見しよう。

 

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んん~100点満点ですね。白壁に赤屋根。青に白抜き文字の駅名。ひさしの部分の塗装が剥げて年月を感じさせるのが超閑散駅にふさわしいというかなんというか。ストーブ用だろうか、青銅色の煙突がちょこんと出ているのも、北海道らしいアクセントだ。

 

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駅の周りには何もない。駅の位置自体は新十津川町役場からも近く、辺鄙なところにあるわけではないのだが、駅の隣にはちょっとした商業施設などがあるわけではない。そこに駅があるだけだ。

 

とはいえ、駅前に全く何もないわけではない。

 

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駅のすぐ近くに、「おやすみどころ 寺子屋」と掲げられた小さな建物がある。どうやら喫茶店のようなのだが、この中で札沼線グッズも売られていた。

 

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JR北海道公式の入場券もここで購入した。

(注:現在は駅構内に観光案内所が設置され、そこで販売されているらしい。

 観光案内所(JR札沼線・新十津川駅舎内) | 北海道新十津川町観光・イベント情報 しんとつかわで遊ぼう )

 

また先述したように、新十津川町役場も駅からすぐである。新十津川町役場では、札沼線新十津川駅の到達証明書を発行してもらった(こちらも現在では駅構内で対応してくれるらしい。)。

 

 

徒歩:新十津川駅滝川駅 鉄路がなけりゃ歩くのだ

所要時間:約1時間



さて、新十津川駅の終電を見送ってしまった我々はどうするのか。歩くのである。

札沼線新十津川駅から、函館本線滝川駅まで歩く。同一路線でなく、一見脈絡のない駅間を歩くように見えるが、地図を見てくれればその意味も分かるだろう。

 

 

 

このとおり、新十津川駅滝川駅は道のりで4.5km程度の距離しか離れていない。しかも新十津川に着くのが9:40に対し、これ以降の時刻で最も早い、滝川駅函館本線下り列車は12:13発の旭川行なのである。

函館本線は、岩見沢以東はほとんどが特急列車であり、普通列車については1時間半に一本、滝川からの旭川行となれば12:13の前が7:58発というひどい有様なのだ。

 

実は新十津川町役場から滝川行のバスが出ており、9:56発というちょうどよい便が存在する。

www.navitime.co.jp

 

とはいえ、このバスで移動すると滝川に早く着きすぎてしまうので、時間つぶしがてら歩くというのは正解だっただろう。滝川駅前に何か大してあるわけではないし。(正解だ...よね?)

 

今回は上の地図で言えば、国道275号線を経由するルートを歩いた。朝はあんなに寒かったのに、今は逆に暑いぐらいだ。寒暖差が大きいのは、さすが北海道、亜寒帯気候といったところか。

途中、石狩川を渡る。

 

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川面に波がほとんど立っていなかったので、空が綺麗に映っていた。空が青いだけで、どんな景色も美しく見える。

 

橋を渡ると、景色は市街地へと変わっていく。線路をくぐった後右方向へ進むと、滝川駅に到着した。

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